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東京都立大学  大学院都市環境科学研究科 建築学域

博士前期課程プロジェクト研究コース1520174月入学)

Theme

伝統木造建物の保存活用に向けた文化的価値と健全性の評価

 

 我国は歴史的にも木造建物に住んできたことから,文化的価値の高い伝統木造建物が多く残っています。しかし,1981年の新耐震設計法の改正以降,耐震性が低いと見なされた伝統木造建物が急速に淘汰され,歴史的景観が失われてきました。そこで,国や自治体は全国各地に残る歴史的,文化的価値が高い建物を保存する制度を策定しています。

 プロジェクト研究室では,全国に残っている伝統木造建物の利活用を目的とし,現地調査や実験に基づいて,構造,環境,構法,意匠,計画など多角的な視点で,それらの文化的価値や健全性を評価することを目的として研究活動を行います。我国の伝統木造建物の利活用に関する成功事例をたくさん学び,選定した地域を対象とした調査や考察を行い,保存活用方法を提案します。いずれかの分野を軸足にして,様々な方面から幅広く分析を行うことで,これまでに例のない研究成果が得られるはずです。

多幾山法子

准教授

専門/木質構造,建築振動学,建築保全再生学

須永修通

教授

専門/建築環境学,環境共生建築,温熱快適性

小林克弘

教授

専門/建築意匠,建築設計,西洋建築史

山田幸正

​教授

専門/日本建築史,東洋建築史,文化遺産

讃岐 亮

助教

専門/都市計画・都市解析,地理情報システム,公共施設マネジメント

小島一真

研究業績1,3

2018年度修士論文

  風土的建築にみられる工夫を活かした設計提案

  -自然環境調整手法に着目して-

蔡 辰蔓

研究業績2,3

2018年度修士論文

  伝統木造建築物の保存から見た耐震改修工法とその比較

​丹野将太

研究業績1~3

 

​松田素直

研究業績2,3

2018年度修士論文

  養蚕農家の建築的特徴を活かした改修手法に関する研究

​井立直人

博士後期課程1年生(当時),リサーチ・アシスタント(当時)

専門/木質構造

陳 昕岩

博士後期課程1年生(当時),リサーチ・アシスタント(当時)

専門/木質構造

Members

Achievements

  1. 丹野将太,小島一真,井立直人,讃岐亮,小林克弘,多幾山法子:八王子市上恩方町上案下地区に関する調査研究-その1伝統的集落の概要と町並み-,日本建築学会関東支部研究報告集,88(II),pp.259-262,2018.3

  2. 松田素直,蔡辰蔓,須永修通,多幾山法子:八王子市上恩方町上案下地区に関する調査研究-その2伝統的民家の建築的特徴及び構造,環境特性について-,日本建築学会関東支部研究報告集,88(II),pp.263-266,2018.3

  3. 伝統木造建築の保存活用に向けた文化的価値の評価:2017年度首都大学東京大学院プロジェクト特別演習報告

 

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